SUPER GT Rd3 セパン:6年ぶりの海外開催となる大会で17号車は激戦の中 惜しくも表彰台に届かず

2025年7月9日 SUPER GT

 6月27-28日、 SUPER GT第3戦「SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025」が、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催され、Astemoマレーシア Sdn.Bhd. の従業員が応援に駆けつけてくれました。
 また、海外開催は6年ぶり、マレーシアでは12年ぶりの開催となり、国内外から大きな注目を集めました。

 今大会は、6月26日(木)夕方に公式練習1回目、27日(金)午前中に公式練習2回目、そして金曜の夕方に予選というタイムスケジュールで進行しました。
 予選は第2戦同様、Q1の上位10台がQ2へ進出するノックアウト方式で行われ、現地時間17時03分にGT500クラス予選Q1がスタートしました。Q1を担当した塚越選手は、公式練習で感じた不安を払拭し、2番手で小出選手にバトンを渡しました。Q2では開始直後に他車のトラブルによる赤旗中断がありましたが、再開後、17号車 Astemo CIVIC TYPE-R GTは小出選手のアタックにより翌日の決勝での7番グリッドを獲得しました。

 翌28日(土)、55周で争われる決勝レースは、暑さを避けるため夕刻に開始。雲に覆われて幾分暑さが和らいだ現地時間16時30分、フォーメーションラップがスタート。17号車のスタートドライバーの小出選手は、スタート直後に1号車(au TOM‘S GR Supra)に迫られながらも巧みにポジションを守りきり、 3号車(Niterra MOTUL Z)を追い抜いて6位でオープニングラップを終えます。8周目頃から300クラスとの混走が始まり、10周目には64号車(Modulo CIVIC TYPE R-GT)をパスして5位に浮上、先頭集団との距離を詰めていきます。
 20周目のピットインでは、給油とタイヤ交換をスムーズに終え、塚越選手にドライバー交代。塚越選手は30周目に1分54秒704のベストタイムを記録。全車ピットインが終了した32周時点で5位をキープしました。
 レース終盤、残り20周時点で前を走る19号車(WedsSport ADVAN GR Supra)との差は約0.7秒という接近戦に。パスに苦戦している間に後方から100号車(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が迫り、残り7周で先行を許し6位にポジションダウン。しかし、最後の4周で19号車を追い抜いて再び5位に浮上し、そのままチェッカーフラッグを受けました。なお、100号車には10秒のタイムペナルティが科せられていたため、順位が繰り上がり、最終的な公式結果は4位となりました。

第4戦は、8月2日(土)-3日(日)に富士スピードウェイでウェイトハンデなしのスプリントレース2本という注目の新レースフォーマットでの開催となります。