2025 鈴鹿8耐 マシントラブルにより無念のリタイア

8月1日(金)~3日(日)、三重県・鈴鹿サーキットで、2025 FIM 世界耐久選手権 第3戦” コカ・コーラ” 鈴鹿8 時間耐久ロードレース 第46 回大会が開催されました。
今回で4度目の参戦となるAstemo Pro Honda SI Racingは、エースライダーの野左根 航汰 選手を中心に、全日本ST1000クラスで活躍する荒川 晃大 選手、そして世界選手権MotoGPのMoto3クラスに参戦し、今回。鈴鹿8耐初参戦となる山中 琉聖 選手の3人で挑みました。
8月1日(金)の公式予選では、野左根選手が2分06秒222、山中選手は2分05秒910というタイムを記録し、チームは平均2分06秒066で6番手となり、トップ10トライアルに進出しました。
8月2日(土)のトップ10トライアルでは、チーム各2名のライダーがそれぞれ単独で1周のタイムアタックを行い、スタートグリッドが決定されます。野左根選手は攻め切れず2分06秒713、山中選手もミスが響き2分06秒581となり、決勝は10番手グリッドからのスタートとなりました。
8月3日(日)の決勝は、気温36度、路面温度65度を超える過酷なコンディションの中で行われました。スタートライダーの野左根選手は快調な走りで一時4番手まで順位を上げ、第2ライダーの山中選手も好調でした。しかし荒川選手の走行中、200Rシケインを立ち上がり、スプーンカーブに進入した際にマシンから異音が発生し、エンジントラブルにより、やむなくリタイアとなりました。
Astemo Pro Honda SI Racingにとって、厳しい結果となりましたが、各選手が見せた意気込みと技術の高さは、来年の参戦への期待を高めるすばらしいものでした。