全日本ロードレース選手権 Rd4 もてぎ:ST1000クラスの羽田選手が2連勝、荒川選手も表彰台を獲得!

2025年8月29日 JRR

 8月23日(土)-24日(日)、モビリティリゾートもてぎにてMFJ全日本ロードレース選手権第4戦「スーパーバイクレース in もてぎ」が開催されました。連日、猛暑となる厳しいコンディションの中、SI Racingの各選手は果敢な走りを見せ、なかでもST1000クラスの羽田選手、荒川選手が表彰台を獲得する活躍を見せました。

 今大会は、Astemo Pro Honda SI RacingからJSB1000クラスに野左根選手、ST1000クラスに羽田選手と荒川選手が参戦しました。Astemo SI Racing with Thai HondaからはJ-GP3クラスにタナチャット選手、ノップルットポン選手、テーシン選手が参戦。Astemo SI Racing with RSCからはJ-GP3クラスに戸高選手が参戦しました。なお、ST1000クラスのナカリン選手はMoto2参戦のため出場を見送り、ST600クラスの鈴木選手は練習中の怪我により欠場となりました。

 JSB1000クラスでは、土曜日午前に行われた予選で、野左根選手がトップタイムを記録し、Race1のポールポジションを獲得しました。土曜日午後の決勝Race1では、ポールポジションから好スタートを切り、序盤はレースをリードしましたが、4周目に2番手へ後退。その後ペースが上がらず徐々に順位を落とし、最終的に5位でチェッカーを受けました。
 日曜日に行われた決勝Race2では、3番グリッドからスタートし、上位争いをしてましたが、18周目、5番手走行中にマシントラブルが発生し、残り3周でのリタイアとなりました。

 ST1000クラスでは、土曜日午後に行われたRace1で、3番グリッドからスタートした羽田選手が好スタートを決め、1コーナーでトップに立つと、そのまま他の選手を寄せ付けない速さを発揮して優勝しました。荒川選手は5位となりました。日曜日のRace2でも羽田選手は2番グリッドからスタートし、再び1コーナーでトップに浮上。そのまま一度もトップを譲らず独走で2連勝を達成しました。荒川選手は4番グリッドからスタートし、好調な走りを見せて3位でフィニッシュ。荒川選手は今季初の表彰台を獲得しました。

 J-GP3クラスでは、日曜日に行われた決勝では、ノップルットポン選手が予選中の転倒による怪我のために欠場となりましたが、他の3名の選手が粘り強い走りを見せ、タナチャット選手は11位、戸高選手は15位、テーシン選手は17位でそれぞれチェッカーを受けました。

 次戦は9月13日(土)-14日(日)に「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 九州大会」が大分県のオートポリスで開催されます。SI Racingからは、JSB1000、ST1000、ST600、J-GP3の各クラスに合計9名のライダーが参戦を予定しています。引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。

■チームコメント

  • - 伊藤 真一監督

    「まずはST1000クラスの羽田がパーフェクトなレースを見せてくれてダブルウィンを飾れました。SUGOでは我慢してポイントを獲るように言いましたが、今回は勝ちを狙い、その通りに実行してくれました。荒川も鈴鹿8時間耐久ロードレースで調子をつかんできていました。予選での転倒はありましたが、レース2で改善して表彰台に上がってくれました。JSB1000の野左根は、予選でポールポジションを獲ったところまでは、よかったのですが、決勝は両レースともマシンセッティングやタイヤチョイスを含め暑さ対策に苦戦してしまいました。ただ、チームとしてもAstemoの協力もあり、ニューパーツを投入しマシンのアップデートを図っているので、次戦オートポリスは万全の体制で臨みます。今回もAstemoには技術面のみならず、多くのサポートをいただき感謝しております。またプログレステクノロジー様が20周年ということで、荒川車に記念カラーを施させていただきました。酷暑の中、応援に駆けつけてくださりありがとうございました」

  • - 野左根 航汰選手

    「予選ではスピードがあり、ポールポジションを獲ることができました。ボク自身、久しぶりのポールポジションでしたし、何よりチームのみんなに喜んでもらえたのが、うれしかったです。ただ、レース1では、予選と同じタイヤでいったところ、路面温度が上がったからかフィーリングも変わってしまいペースを上げられませんでした。悔しい展開だったので、レース2では、その反省を生かしてハードタイヤを選んだのですが、ハードタイヤならではの難しさもあり、ペースを上げられないうちにマシントラブルが出てしまいました。結果は残念でしたが、確実に前進している部分もあるので、チームと共に強くなって次戦オートポリスに挑みたいです」

  • - 羽田 太河選手

    「もてぎを走るのは2023年の開幕戦以来でしたし、ST1000車両では、もちろん初めてもてぎを走りました。今回のレースウィークも基本マシンセッティングはいじらずに、ライディングでアジャストしていき、予選では、タイムを出し切れませんでしたが、アベレージはあると思っていたので、両レースとも理想の形になりました。応援に駆けつけてくださったスポンサーの皆様、ファンの皆さま、ありがとうございました。次戦も勝ちを狙っていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

  • - 荒川 晃大選手

    「予選で転んでしまったのでロングランができずにレースを想定した取り組みができていませんでした。マシンはしっかり直していただいたので、レース1は5位で走り切ったデータから修正を重ねてレース2では、何とか表彰台に戻ることができました。少しずつですが、よくなってきているので、次戦オートポリスは事前テストがあるので、しっかり準備したいと思います。また、今回は、予選で転んでしまいましたが、セッション開始直後にタイムを出せたので、レース2の表彰台にもつながりました。今までになかったことなので、これをきっかけに、もっと改善していきたいです」

  • - タナチャット・プラトゥムトーン選手

    「昨年の全日本でもてぎを走っていたので、その記憶を思い出しながら今週末のレースに挑みました。FP1では、特に昨年苦労したライン取りを意識し、開催時期の違いにも対応しながら2024年の自己ベストを更新。FP2ではサスペンションセッティングを調整し、乗り方も工夫してさらにタイムアップすることができました。予選では速いライダーについて学びたかったのですが、ユーズドタイヤで走り出しセッティングを確認し、ニュータイヤに履き替えたあとは速いライダーをうまく見つけられず、タイムを伸ばせませんでした。レースではスタート直後に水温が上がり、3~4周はペースが上がらず苦しい展開に。そこから巻き返してオーバーテイクを重ね、11位でフィニッシュ。序盤にリズムを掴めていれば…という悔しさも残りますが、次に向けて課題が明確になりました」

  • - ノップルットポン・ブンブラウェット選手

    「今回初めてもてぎを走りました。事前テストもなく不安でしたが、コースマップやYouTube車載映像で準備し、もてぎに到着しました。想像していた以上に高低差がありストップ&ゴーのあるチャレンジングでとてもユニークなサーキットです。少しずつ感覚を掴み、予選に向けて順調に仕上がってきていました。しかし予選中に他のライダーに接触され負傷、残念ながらレースには出場できませんでした。僕を支えてくれるチームや関係者の方に申し訳なく思っています。幸い骨折はなかったものの靱帯を痛め、現在も痛みが残っています。この大事な一戦を失ったのは悔しいですが、次戦のAPには強くなって戻ってきます。応援よろしくお願いします」

  • - テーシン・インアパイ選手

    「4月にもてぎを初走行し、今回は2回目の走行となりました。テストで学んだことをFP1から思い出しながら取り組み、ライディングポジションやブレーキング、ライン取りなど多くの点を改善できたと感じています。予選では一馬さんから教わった内容を思い出し、シミュレーションしながら走行した結果、FPから大きくタイムを縮めることができました。ブレーキングからコーナー立ち上がりでよりスムーズにつなげられれば、さらにタイムアップも可能だったはずです。次戦オートポリスは高低差がありテクニカルなコースと聞いているので、しっかり準備してテストから速さを出せるよう頑張ります」

  • - 戸高 倫太郎選手

    「4月のテストで初めてもてぎを走り、その難しさを実感しました。レースに向けてFP1からタイムを出すことが目標でしたが、初日は苦戦し、特に1~2コーナーの攻略に課題が残りました。予選では自己ベストを更新できたものの、目標だった2分02秒台には届かず03秒台。レースではオープニングラップの3~4コーナーでクラッシュに巻き込まれてしまい、ペースを上げられませんでした。もっと前方のグリッドからスタートできていれば、展開も変わっていたと思うと悔しいです。9月は地元・九州でのレースなので、しっかり準備して挑みます」