全日本ロードレースRd.2菅生:ST1000クラス羽田選手が優勝、荒川選手が3位、JSB1000クラス野左根選手が3位表彰台!
4月25日(土)~26日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOにて、2026シーズン第2戦となるMFJ全日本ロードレース選手権「SUPERBIKE RACE in SUGO」が開催されました。今大会は全クラスが開催され、Astemoの従業員とそのご家族、約300名が応援に駆けつけました。Astemo Pro Honda SI RacingはJSB1000、ST1000、ST600、J-GP3の4クラスに計8名のライダーが参戦しました。
【4月25日(土):公式予選】 天候:曇り コース:ドライ
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- JSB1000クラス予選およびレース1
JSB1000クラスは2レース制で行われました。野左根 航汰選手は、事前テストでの転倒の影響を受けながらも、レースウイークを通じて着実にセットアップを進めていきました。
公式予選は気温が上がりきらないコンディションの中で行われ、レース1は4番グリッド、レース2は6番グリッドと、いずれも2列目を確保しました。
18周で争われたレース1では、好スタートを決めた野左根選手がトップグループに加わり、序盤から激しい上位争いを展開。中盤以降は長島選手(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)との3位争いとなり、最終ラップのシケインでオーバーテイクを成功させ、3位でチェッカー。今シーズン初の表彰台を獲得しました。
- ST1000クラス予選
ST1000クラスでは、予選中に荒川 晃大選手のマシンにトラブルが発生し赤旗中断となる波乱の展開。予選再開直後には羽田 太河選手が転倒し、マシンに大きなダメージを負いましたが、チームが一丸となって修復作業を行いました。
結果的にセッション序盤に記録したタイムから大きな変化がなかったため、羽田選手が2番グリッド、荒川選手が3番グリッドを確保し、2台が最前列に並ぶ結果となりました。
- ST600クラス予選およびレース1
ST600クラスも2レース制で実施されました。予選では濵田 寛太選手はレース1、レース2ともに13番グリッドから、中谷 健心選手はレース1、レース2ともに18番グリッドからスタートすることとなりました。
レース1では、濵田選手は13位で完走しポイントを獲得。中谷選手は追い上げるレースを見せましたが、転倒によりリタイアとなりました。
- J-GP3クラス予選
J-GP3クラスでは、予選では2年目となるテーシン・インアパイ選手がセッション終盤にタイムアップし、見事フロントロウの2番グリッドを獲得しました。チームメイトのポンクン・イアムノイ選手は8番グリッド、戸高 綸太郎選手もタイムを縮め9番グリッドを獲得し、2台が3列目に並ぶ予選結果となりました。
【4月26日(日):決勝レース】 天候:晴れ コース:ドライ
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JSB1000 レース2、ST1000、ST600 レース2、J-GP3の4クラスすべての決勝レースが実施されました
- JSB1000クラス レース2
22周で争われたレース2でも、野左根選手は序盤からトップ争いに加わる走りを見せました。レース1同様に長島選手との3位争いを繰り広げ、終盤まで接戦が続きます。残り3周となった3コーナーで接触がありポジションを落とし、最後まで挽回を狙いますが4位でフィニッシュ。惜しくも連続表彰台は逃しましたが、着実にポイントを積み重ねました。
- ST1000クラス 決勝
決勝では羽田選手が好スタートからホールショットを奪い、そのままレースをリード。國峰選手との一騎打ちとなりましたが、終始安定した走りでトップを守り切り、見事優勝を飾りました。
荒川選手も終始安定したペースで3位争いを展開し、そのまま3位でフィニッシュ。Astemo Pro Honda SI Racingが優勝と3位を獲得し、表彰台の2席を占める結果となりました。
- J-GP3クラス決勝
濵田選手は粘り強い走りを見せ、12位で完走し連続ポイントを獲得。中谷選手はレース1に続き転倒リタイアとなりましたが、随所で速さを見せました。
- J-GP3 Race
20周の決勝は、テーシン選手が序盤2位争いの集団で粘り、ポンクン選手と戸高選手も上位を追走します。中盤には3人が同じ集団となり、17周目にポンクン選手がテーシン選手を抜いて前へ。ポンクン選手はデビュー戦で6位入賞、テーシン選手は7位となりました。戸高選手は9位争いを展開しますが僅差の10位フィニッシュとなりました。
全クラスが開催された今大会において、Astemo Pro Honda SI Racingは、JSB1000クラスで今シーズン初の表彰台となる3位を獲得。ST1000クラスでは羽田選手が優勝、荒川選手も3位に入り、チームの総合力を示す結果となりました。
次戦は、5月30日(土)~31日(日)に大分県のオートポリスで「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 九州大会」が開催されます。引き続き、Astemo Pro Honda SI Racingへのご声援をよろしくお願いいたします。
■監督・選手コメント
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- チーム監督 伊藤真一
今回は全クラス開幕となり、本格的に2026年シーズンがスタートしました。今年も4クラス8名のライダーを走らせます。Astemo様をはじめ、多くの皆さまにご協力いただいてこそのチーム体制だと感謝申し上げます。今回は、事前テストから転倒も多く、チームとしては難しいレースウイークだったと感じています。その中で、JSB1000クラスでは野左根選手が3位と4位という結果を残しましたが、トップとの差はまだ大きく、課題も明らかになりました。次戦オートポリスに向けて、事前テストからしっかり準備を進め、少しでもトップとの差を詰められるよう取り組んでいきます。ST1000クラスは、羽田選手が優勝、荒川選手が3位と2人とも表彰台に上がってくれました。羽田選手は予選で転倒し、マシンがダメージを受けましたが、スタッフがしっかり修復して結果につなげてくれました。荒川選手もトラブルがあり、思うように周回できない場面もありましたが、レース内容は成長が感じられたので、次戦以降しっかり勝負できるように引き上げていきます。ST600クラスの濵田選手は、急遽腕上がりの症状が出てしまい、思うように力を出せませんでしたが、それでも2レースともポイント圏内でゴールしているので、次戦はフィジカル面も改善して上位を狙います。中谷選手は走るたびに速くなってきていましたし、シングルフィニッシュも見えていた中で2レースとも転倒となってしまいましたが、トライした結果なので次戦に期待したいです。J-GP3クラスのテーシン選手は、事前テストでは好調でしたが、レースでは思うような結果を残せませんでした。初参戦のポンクン選手は着実にタイムを伸ばし、デビュー戦で6位入賞と素晴らしい走りを見せました。戸高選手も調子を上げてトップ10でフィニッシュしました。チーム全体としても課題がはっきりした菅生ラウンドだったので、次戦ではさらに上をめざしていきます。
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- 野左根 航汰選手
レースウイークを通して、正直もう一段ペースを上げたかったというのが本音です。アベレージは安定してきていて、ラップの落ちも少なく刻めるようにはなってきましたが、前の2台を追うにはまだまだ足りませんでした。その中でも現状のベストは尽くせた感覚はありますが、レース2はレース1からの流れを活かしきれず、悔しさが残ります。事前テストでは転倒もあり、難しいレースウイークでしたが、最後まで走り切れたこと、そしてチームがトラブルなくマシンを仕上げてくれたことに感謝しています。レース2も本音としては表彰台を取りたかったので、そこは申し訳ない気持ちもあります。まだバランスに課題はありますが、気温が高い方が安心して攻められる感触はあります。次戦オートポリスに向けて、ライディングと車体の両面から見直し、新しいトライも含めて前進していきます。
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- 羽田 太河選手
公式予選では3コーナーで転倒し、バイクを大破させてしまいました。ほぼ全損状態だったのですが、メカニックが日曜日の朝まで作業して修復してくれました。事前テストから公式予選で転倒するまでは順調に進んでいたのに、自らいい流れを断ち切るようなことをしてしまい、チームに申し訳ない気持ちでした。決勝は、前に出て自分のペースで走れば勝てると思っていましたし、マシンを修復してくれたメカニックに恩返しするためにも、勝てたことがうれしかったです。チームには感謝しかありません。この調子で次戦も勝ちを狙っていきます。
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- 荒川 晃大選手
事前テストの段階では、なかなか調子が上がらなかったのですが、レースウイークに入ってからは、徐々に流れを取り戻すことができて、方向性としてはいい形に持っていけたと思います。予選ではトラブルもあり、思うように走行時間を確保できなかった部分はありましたが、Astemoのみなさまやメカニックがしっかりと状況を整理してくれて、決勝に向けて万全の状態に仕上げてくれました。限られた時間の中ではありましたが、無事にレースを終えられたことに感謝しています。ロングランや連続周回が十分にできていなかったので、レースでは自分のペースをしっかり作り切れず、ミスが出たり、細かいセットの詰め込みができなかったりした部分は課題として残っています。それでも、走行の中で少しずつアジャストできている感触はあるので、その積み重ねを次につなげていきたいです。次戦のオートポリスでは、今回の経験を活かして、より安定した走りと結果につなげられるようにしっかり準備して臨みたいと思います。
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- 濵田 寛太選手
新しいチームでのレースとなり、テストではシングル圏内で走れていたこともあって自分自身に期待もありましたが、レースウイークでは周りがさらに上げてくる中で、自分はもう一段上げ切ることができず、少し遅れを取ってしまいました。ただ、昨年と比べれば確実に成長はできていると感じていますし、大きくステップアップできなかっただけで、前進はできていると思っています。レース1では腕上がりに苦しみ、対策をして臨んだレース2ではスタートでミスが出てしまいました。スタートには自信があっただけに悔しいですが、こういった経験も今後につながるものだと捉えています。レースを通して課題も明確になったので、オートポリスに向けてフィジカル面と走りの両方をしっかり見直し、さらに上を目指していきたいです。
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- 中谷 健心選手
2レースとも転倒という結果になってしまいましたが、転倒するまでのペースは悪くなかったと思っています。レース1ではポイント圏内付近、レース2では10位前後まで順位を上げることができていたので、スピードはある程度戦えるものがあると感じています。結果につなげるためには、まず転倒をなくすことが最優先ですし、よかった部分をしっかり維持して走り切ることが今の課題です。レース2ではレース1の反省点を改善でき、内容としては前進を感じられました。セットは大きく変えず、自分のスキルを確認する意識で走っていたので、まだ詰める余地もあります。次戦のオートポリスもST600では初めてのコースになりますが、しっかり準備して臨みたいと思います。
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- テーシン・インアパイ選手
レースはスタートをうまく決めることができなかったので、リカバリーをするためにコーナーを頑張って走りました。コーナーではうまく前を走るライダーをとらえることができたのですが、コーナーから脱出した後のスピードがうまくのらずに、直線で離されてしまいました。諦めずに集団の中で頑張って走りましたが、パスすることができませんでした。事前テストからうまく走れ、レースウイークも順調にタイムを刻むことができ、2番グリッドを獲得できただけに、この結果には本当にがっかりしています。レースを振り返り、問題点を整理して、次戦オートポリスではこの悔しさを晴らすことができるレースをすることを誓います。
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- ポンクン・イアムノイ選手
日本での初レースは少し緊張しました。金曜日から予選までタイムは順調によくなり、8番グリッドを獲得することができました。スタートから1コーナーまではうまく走ることができましたが、セクター3で9番手まで順位を落としてしまいました。その後は8番手に留まったままのレース展開となりました。レースが中盤に差し掛かると前を走る集団に追いつきました。終盤では6位争いに加わり、最終的に6位でフィニッシュすることができたので、自分のパフォーマンスには満足しています。チーム・タイホンダ、そしてファンの皆さんに感謝します。次戦も応援よろしくお願いいたします。
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- 戸高 綸太郎選手
事前テストでは納得できるタイムを出すことができずに苦しんでいました。レースウイークに入ってからは徐々にタイムを上げることができ、予選では自己ベストを大幅に更新することができました。この良いフィーリングと流れを活かしてレースに挑みました。残念ながらトップ集団に食い込むことはできませんでした。その後は太田選手とのバトルになりましたがレース後半ではタイムが出せずに苦労しました。レース後半でもタイムを落とさないで走れるようになることが今後の課題です。そしてもっとペースを上げて走れるようになり、前を走る集団に食い込めるように頑張ります。今後も応援よろしくお願いいたします。