SUPER GT Rd.4富士:不安定なコンディションを戦い抜き、5位入賞でポイントを獲得
8月1日(土)~2日(日)、第3戦マレーシアセパン大会中止の影響により、3か月という長いインターバルを経て迎えたSUPER GT第4戦富士。大会期間の2日間には延べ56,400人が来場し、真夏の富士スピードウェイは多くのファンで賑わいました。
17号車Astemo HRC PRELUDE-GTは土曜日の朝の公式練習でトップタイムを記録、午後の予選Q1でも、野村 勇斗選手がトップタイムをマーク。予選Q2で塚越 広大選手が3番グリッドを獲得しました。
決勝は、晴れ間と雨が交錯し、路面状況も刻々と変化する難しいコンディションのなかでの戦いとなりましたが、最後まで粘り強く走り切り、5位入賞、6ポイントを獲得しました。
【8月1日(土):公式予選】 天候:晴れ コース:ドライ
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予選日は晴天のドライコンディション。公式練習ではセクター2でのタイムの伸びに課題を残しながらも、野村選手が全体トップタイムを記録し、良い流れで公式予選へと進みました。
予選Q1を担当した野村選手は、セッション開始から3分後にコースインし、ウォームアップを重ねたうえで残り20秒のタイミングでアタックに入り、1分27秒420の全体トップタイムでQ2へつなぎました。
続く予選Q2は塚越選手が残り1周にアタックを集中させ、1分27秒325を記録し結果は3位。トップ3をホンダ勢が占める予選となり、チームは決勝を好位置からスタートすることになりました。
【8月2日(日):決勝】 天候:晴れ/曇り/雨 コース:ウェット/ドライ
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決勝前のウォームアップ走行では不安定な天候のなか、リヤのグリップに不安を残しつつも、前日よりもマシンの評価は上向きに。チームは決勝に向けて手応えを持ってグリッドへ向かいました。
しかし、スタート進行時のグリッドで突然大粒の雨が降り始め、路面は一気にウェットコンディションへ。Astemo HRC PRELUDE-GTは一時ウェットタイヤを装着したものの、スタート7分前に雨が止み始めたため、スリックタイヤでスタートを迎える判断を下しました。
レースはセーフティカー先導で13:30にスタート。4周を走行した後、5周目から追い越し可能となりましたが、直後に12号車、23号車、64号車の接触により、64号車がメインストレート上で宙を舞う大クラッシュが発生し、赤旗中断となります。14時15分にセーフティカー先導で再開され、10周目のリスタートにより、本格的なレースが始まりました。
スタートドライバーを務めた野村選手は、冷えたタイヤを温めながら序盤を走行。3位からのスタートでしたが、GT300クラスとの混走が始まるとトラフィックの影響を受け、苦しい展開となりました。21周目に38号車、続いて37号車に先行を許し、24周目にピットイン。ソフトタイヤに交換し、塚越選手へバトンを渡しました。
8位でコースへ戻った塚越選手は、安定したドライビングで順位を回復。全車がピット作業を終えた33周目には4位まで浮上しました。前方のライバルがバトルを続けるなかでペースアップを図りましたが、40周を過ぎた頃からタイムが伸び悩み、後方からはトヨタ勢が接近。52周目には後続との差が0.5秒まで縮まり、残り6周で36号車に先行を許しました。
終盤まで追い上げを続けましたが、順位を取り戻すには至らず、Astemo HRC PRELUDE-GTは5位でフィニッシュ。難しいコンディションとレース展開のなかで入賞を果たし、6ポイントを獲得しました。
■監督・選手コメント
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- 金石 勝智 監督
フリー走行からマシンの調子は良く、塚越選手が走り出しからトップタイムを記録したことで、順調にセッション中のセッティングプランを進めていくことができました。占有走行でも野村選手がトップタイムを出してくれたので、かなり期待の持てる状況で予選に臨むことができました。
予選Q1は野村選手にいってもらい、ここでもトップタイムを出してくれました。Q2は塚越選手に担当してもらいましたが、タイヤへの熱の入れ方が難しく、上手くウォームアップさせることができずに3番手となりましたが、決勝に向けては良い位置からスタートできるので、予選は満足いく結果となりました。
日曜のウォームアップではマシンのバランスも良く、良い感じで決勝レースを迎えることができました。第1スティントは野村選手に担当してもらいました。最初ペースは良かったのですが途中からフロントのアンダーステアがきつくなり、ペースを上げることができませんでした。
塚越選手に交代してからも、序盤はペースが非常に良く8号車に追いついていきましたが、途中からピックアップの現象がひどくなりペースを上げることができませんでした。
流れが良かっただけに非常に悔しい結果となりましたが、次戦の鈴鹿ではマシンの良い部分をキープしながら、決勝レースに焦点をあてて準備していきます。
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- 塚越 広大 選手
セパン大会が中止になり約3か月のインターバルがある中で、ここまでなかなかパフォーマンスを出せなかった部分でチームとミーティングやシミュレーターなどを行い、色々と対策をして臨みました。その結果、予選では野村選手はトップで帰ってきましたし、僕自身もトップを取りたい思いでいたのですが3位ということで、望んだ結果には届かなかったものの、前回の富士のレースに比べれば、パフォーマンスは向上していると思います。
迎えた決勝は野村選手がスタートを担当して、天候がちょっと不安定な状況でしたが、順調に周回を重ねる中でピットストップを行い、後半スティントを担当しました。僕に変わってからセッション中盤までは非常にパフォーマンスも良く、前を走る車にもどんどん追いつく勢いのある状態でしたが、セッション後半は逆にちょっと苦しくなっていってしまい、ポジションを一つ落とす結果となり、最終的には5位で決勝を終えました。
17号車としてポテンシャルを発揮できる領域は見つかりつつありますが、レースでのパフォーマンスにはまだ課題が残る状態となりました。個人的には非常に悔しいイベントとなったので、次戦の鈴鹿までには時間がない中で、どこまで挽回できるかしっかりチームとともに改善していきたいと思います。
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- 野村 勇斗 選手
走り始めから調子が良さそうで、フリー走行でもトップタイムを出すことができ、一発の速さに関しては本当に自信がある状態で予選に臨めました。自分が担当したQ1に関してもトップタイムを取れましたし、Q2で3番手となりましたが十分優勝争いができる位置からスタートすることはできました。ただ決勝に関しては、走り始めこそペースはそこまで悪くなかったのですが、レース中盤あたりからペースが厳しくなり、ロングランにはまだ課題があることを改めて感じた週末でした。次戦鈴鹿に向けては、期間があまりないですけども、しっかり分析をして、鈴鹿では優勝できるように頑張っていきたいと思います。