SUPER GT Rd.5 鈴鹿:悲願のポールポジションから表彰台へ、鈴鹿で示した17号車の進化

2026年8月26日 SUPER GT

 8月22日(土)~23日(日)、真夏の鈴鹿サーキットでSUPER GT第5戦 SUZUKA GT 300km RACEが開催されました。
 Astemo HRC PRELUDE-GTは、土曜日の公式予選で野村勇斗選手が自身初のGT500クラスのポールポジションを獲得しました。これにより、1996年のラルフ・シューマッハ選手が持つ最年少ポールポジション記録を更新しました。
 翌日の決勝では、レース序盤からトップを走行し、同じPRELUDE-GTの16号車との激しい首位争いを展開しました。終盤にオーバーテイクを許したものの、最後まで粘り強く戦い抜き、2位でチェッカーフラッグを受けました。
 前戦の富士では、変化する天候と路面コンディションのなかで5位入賞を果たし、チームはマシンのポテンシャルを発揮できる領域を見いだしつつありました。鈴鹿ではその流れをさらに加速させ、予選1位、決勝2位という結果につなげました。

【8月22日(土):公式予選】 天候:晴れ コース:ドライ

  •  公式練習は2度の赤旗が出るなど、落ち着かないセッションとなりました。そのなかでもチームは予定していたセットアップの確認を着実に進め、4番手で公式練習を終えました。
     予選Q1を担当したのは塚越広大選手。安定感のある走りで4番手のタイムを記録し、確実にQ2進出を果たしました。
     続くQ2ではマシンを微調整した後、野村選手が残り7分でコースイン。タイヤを丁寧にウォームアップし、最後のアタックで見事トップタイムを記録しました。これにより、野村選手は自身初となるGT500クラスのポールポジションを獲得し、17号車は決勝を先頭からスタートすることになりました。

【8月23日(日):決勝】 天候:晴れ/曇り/雨 コース:ウェット/ドライ

  •  決勝日も鈴鹿サーキットは晴天に恵まれ、フォーメーションラップを経て300kmの決勝レースがスタートしました。
     スタートドライバーを務めた野村選手は、ポールポジションから好スタートを決め、トップをキープ。序盤に2位との差を2秒以上に広げました。その後、GT300クラスのトラフィックの影響により、2位の16号車(ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)に差を縮められますが、トラフィックを抜けると再びペースを取り戻し、トップを守りながら周回を重ねました。
     野村選手は18周目にピットイン。ピットレーンでは、ドライバー交代を前に金石監督が塚越選手と力強く抱き合い、第2スティントへの期待と信頼を託す姿が見られました。
     チームはミスなくピット作業とドライバー交代を行い、塚越選手をコースへ送り出しました。ライバルの16号車がピット作業を終えた後、一度は前に出られましたが、塚越選手はすぐにコース上で抜き返しました。
     全車がピット作業を終えた35周目には、17号車が再びトップに立ち、この時点で2位との差はわずか0.4秒。緊迫した攻防のなか、37周目の130Rで塚越選手がGT300車両に詰まった影響で、16号車に先行を許し2位にポジションダウン。
     塚越選手は最後までトップを追い続けましたが、残り5周の時点で発生したGT300クラスのアクシデントによりセーフティカーが導入され、そのままレースは終了。Astemo HRC PRELUDE-GTは2位でチェッカーフラッグを受け、16ポイントを獲得しました。
     ポール・トゥ・ウインにはあと一歩届きませんでしたが、予選から決勝まで高いパフォーマンスを発揮し、前戦富士の5位からさらに順位を上げて2位表彰台を獲得。シーズン後半戦に向けて、チームの着実な進化を感じさせる一戦となりました。

■監督・選手コメント

  • - 金石 勝智 監督

     予選では両ドライバーが素晴らしいアタックを決めてくれ、見事ポールポジションを獲得することができました。決勝でも良いレースをしていたのですが、結果的に悔しい内容となってしまいました。次戦の菅生では優勝し、シリーズを戦い抜きたいと思っています。

  • - 塚越 広大 選手

     公式練習は、オイル処理や赤旗が続く荒れたセッションとなりましたが、しっかりとセットアップを進めることができました。
     予選は今回Q1を担当してQ2の野村選手にバトンを託すことができ、ポールポジションを獲得することができました。
     決勝はミニマムでドライバー交代をして、コース上で 16号車との戦いになりましたが、途中で16号車に先行を許してしまい最終的に2位でのゴールになりました。今回非常に調子も良く、勝つつもりでレースに臨んでいましたが、それを成し遂げられなかった本当に悔しい思いがあります。しっかりと反省して次の菅生に向けて、またさらに強くなって臨みたいと思いますので、次戦も応援をお願いします。

  • - 野村 勇斗 選手

     公式練習からマシンのフィーリングは悪くなかったのですが、予選に向けて修正が必要だなというところから始まりました。
     予選では大駅エンジニアとチームの皆さんがいい車を作ってくださって、ポールポジションを獲得できた点はすごく良かったです。
     決勝のペースも、自分が走った第1スティントのフィーリングも悪くなかったのですが、ライバルの 16号車がさらに速く、一歩及ばず2位となりました。
     ここ2戦で上昇できていると思うので次戦の菅生では優勝できるように頑張ります。