ニュースリリース
- 2025.6.13
- Astemo Cypremos株式会社
Astemo Cypremosがウィプロとデジタルエンジニアリングを支援するIoVプラットフォームの構築および運用を開始
Astemo株式会社(以下、Astemo)のソフトウェア・クラウドサービス事業を担う子会社であるAstemo Cypremos株式会社(以下、Cypremos)は、インドのベンガルール市に本社を置く、ソフトウェア開発および保守に豊富な実績を持つウィプロ・リミテッド(以下、ウィプロ)と提携し、SDV*1時代のデジタルエンジニアリングを支援するIoV*2プラットフォームの構築と運用を開始しました。
-
*1
SDV: Software Defined Vehicle
-
*2
IoV: Internet of Vehicles
昨今の自動車業界では、自動運転技術の進化やコネクテッドカーの普及、電動化の進展などにより、車両の制御や機能がソフトウェアに大きく依存し、その重要性が飛躍的に高まっています。こうしたソフトウェアの複雑化に伴い、エンジニアリングの効率化および迅速化が重要な課題となっており、この分野の変革をリードする新会社としてCypremosは2024年11月に設立されました。
Cypremosはこれまで、グローバルに先端技術の調査や技術ロードマップの策定に取り組んできました。その成果を踏まえ、AIを活用したエンジニアリングサービスおよびコンサルティング企業のリーディングカンパニーであるウィプロと連携し、SDV時代のデジタルエンジニアリングを革新することを目的に、IoVプラットフォームの構築と運用を開始しました。
本プラットフォームではデータ分析、デジタルツインによる開発支援、シミュレーターなどの機能を順次追加していく予定です。ウィプロが強みを持つクラウド分野の技術と人材、そしてCypremosが有するオートモーティブ領域の豊富な経験を融合することで、両社は自動車メーカーをはじめとする自動車業界の課題解決に貢献し、新たな価値を提供していきます。
Cypremosは今後も、デジタルエンジニアリングの革新をリードするため、各分野のリーディング企業とともに、オープンなエコシステムを構築していきます。AstemoとCypremosはIn Car・Out Car領域を合わせたIoV Platformを通し、Tier0.5サプライヤーとしてSDV時代に求められる価値を提供し、持続的成長に向けてSDV化とその先も見据えたモビリティサービスへの事業展開をめざしていきます。
Astemo Cypremosについて
-
Astemo CypremosはAstemo100%出資のSDV*におけるソフトウェア・クラウドサービス企業です。SDVプラットフォームにおいて,In-Car(車載システム)を超えたOut-Car領域でデジタルエンジニアリングの変革を牽引し、クラウド技術と通信技術を活用する次世代モビリティソリューションを通じSDV時代に求められる価値を提供するサプライヤーとして柔軟で幅広いシステム実現をめざします。
-
*
ソフトウェアによって機能を実現する自動車づくりを意味し、ハードウェアからソフトウェアへの価値の移行を象徴する言葉です。
詳細は、www.hitachiastemo.com/jp/cypremos/をご覧ください。
Astemoについて
-
Astemoは、株式会社日立製作所、本田技研工業株式会社、JICキャピタル株式会社による持分法適用会社であり、自動車部品のグローバルメガサプライヤーとして、世界中で約80,000人の従業員を擁し、アメリカ、アジア、中国、ヨーロッパ、日本で事業を展開しています。電動ビジネス事業部、車両ビジネス事業部、モーターサイクル事業部等を通じて、自動車部品および輸送用ならびに産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービスを行っています。Astemoは、持続可能な社会の実現と企業価値向上への取り組みをさらに加速していきます。詳細は、www.astemo.comをご覧ください。