ニュースリリース

  • 2025.9.4
  • Astemo株式会社

Astemo Americasが米国・ミシガン州に本社を移転

Astemo Americasの新たな本社施設のイメージ
(提供: Kirco Manix Construction and Gensler Architects)

 Astemo株式会社(以下、Astemo)の子会社であるAstemo Americas, Inc.(以下、Astemo Americas)は本日、米国ケンタッキー州ハロッズバーグからミシガン州ウィクソムに本社を移転し、開発設備等を備えた新たな複合施設を開設するため、9,500万ドルを投資することを発表しました。この投資は、自動運転や電動化といった自動車産業の進展に伴い、ますます複雑化するソフトウェア関連の需要に対応するものです。Astemoは、日本だけでなく米国においてもSDV*技術分野における競争力を強化します。新たな施設の建設は2026年春に開始され、2027年秋に完成する予定です。

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    SDV: Software Defined Vehicle

 この計画により、デトロイト地域において200人の新規雇用が創出される見込みで、そのうち150人以上がSDV技術の開発に特化したエンジニアとなる予定です。

 Astemo Americasの新設拠点は、主要幹線道路I-96沿いのウィクソムに位置する26エーカーの敷地内に建設され、テストコースを備えた試験施設と、エンジニアリング、ソフトウェア開発、マーケティング、カスタマーサービス、管理部門のスタッフが勤務する18万5,000平方フィートのオフィス・実験室が併設される見込みです。

 Astemo Americas社長&CEOのティム・クラークは、「ウィクソムに開設する当社の新拠点は、当社が有する最先端技術の開発を促進し、かつ展示に必要な設備を備えています。さらに、数多くのエンジニアリング人材の雇用を促進し、顧客との連携を強化する役割でも期待できるものです。新拠点の建設は2026年春に開始され、2027年秋の完成を予定しています。」と述べています。

 ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事は、「Astemoはウィクソムに拠点を設置し、人材誘致のための最先端技術展示スペースを確保するとともに、事業部門や顧客との連携強化を図ります。同社はオハイオ州などの様々な候補地の中から、ミシガン州を新拠点として選定しました。」と述べています。

 ウィクソム市のスティーブン・ブラウン市政担当官は、「Astemo Americasが新たな投資先としてウィクソム市を検討していることを大変喜ばしく思います。この投資により、数百という新たな雇用が創出される見込みです。同市は世界トップクラスの自動車部品サプライヤーの本拠地として長い歴史を有しており、Astemoと協力して最先端の施設を建設し、ビジネスコミュニティへ迎え入れることを楽しみにしています。」と述べています。

 また、グレッチェン・ホイットマー知事とAstemo Americas社長&CEOのティム・クラークは、新拠点に関する追加計画と詳細について、ミシガン州において9月下旬に発表する予定だと述べました。

 Astemoは、電動パワートレイン、シャシーシステム、自動運転技術などの先進モビリティソリューションを専門とする、自動車部品・システムのグローバルメガサプライヤーであり、現在アメリカ地域で15,000人以上、全世界で80,000人以上の従業員を雇用しています。

Astemoについて

 Astemoは、株式会社日立製作所、本田技研工業株式会社、JICキャピタル株式会社による共同出資会社であり、自動車部品のグローバルメガサプライヤーとして、世界中で約80,000人の従業員を擁し、アメリカ、アジア、中国、ヨーロッパ、日本で事業を展開しています。電動ビジネス事業部、車両ビジネス事業部、モーターサイクル事業部等を通じて、自動車部品および輸送用・産業用の機械器具やシステムの開発、製造、販売、サービスを行っています。Astemoは、持続可能な社会の実現と企業価値向上への取り組みをさらに加速していきます。詳細は、www.astemo.comをご覧ください。

Astemo Americas, Inc.について  

 Astemo Americas, Inc.は、ISO 9001/IATF 16949業界規格に準拠し、世界中の主要自動車メーカー向けにエンジン制御システム、電動パワートレイン、統合車両制御システムを製造・販売しています。詳細は、https://www.am.astemo.com/をご覧ください。