ニュースリリース

  • 2025.12.16
  • Astemo株式会社

当社の資本構成の変更を受けて

  本日、Astemo株式会社(以下、Astemo)の株主である、本田技研工業株式会社(以下、本田技研工業)と株式会社日立製作所(以下、日立製作所)の間で、日立製作所が保有する、Astemoの普通株式の一部を、本田技研工業へ譲渡する契約が締結されたことが本田技研工業および日立製作所から発表されました。この契約により、Astemoの資本構成は、現行の本田技研工業:日立製作所:JICキャピタル株式会社の 100% 子会社である JICC-01 合同会社が運用する JICC-01 投資事業有限責任組合=40.0%:40.0%:20.0%から、61.0%:19.0%:20.0%に変更となる予定です。Astemoは、新たな資本構成のもと、SDV*時代におけるモビリティの電動化やAI活用も踏まえた智能化をリードする企業をめざした取り組みを、これまで以上に加速していきます。

  • *

    Software Defined Vehicle(ソフトウェアデファインドビークル)

 これまでAstemoは、日立グループ時代から日立製作所の支援のもと、競争優位性のあるソフトウェア開発力を生かし、電動化、先進運転支援システム/自動運転、先進シャシーなどの分野で競争力を高めてきました。さらに、ソフトウェアとハードウェアの連携によって、安全性を担保しながら、より柔軟に、より便利に進化するSDVが普及する時代を見据え、In-Car領域の開発だけでなく、クラウドエンジニアリングなどOut-Car領域の強化を推進してきました。今後は、本田技研工業との一層の連携を通じて自動車メーカーの知見をこれまで以上に開発に適用していくとともに、日立製作所のデジタル技術を中心とした支援のもと、SDV時代に必要となるAIやソフトウェア開発を高効率かつ高速で推進する体制構築をめざし、すべてのお客さまに提供する価値の最大化に向け、あらゆる取り組みを加速していきます。Astemoは、部品単体の提供にとどまらず、ソフトウェアデファインドで統合された車両システムを提供するシステムソリューションプロバイダーとして、SDV時代のモビリティの電動化と智能化をリードする企業をめざし、さらなる成長に挑戦していきます。また、IPOを見据えた持続的成長と企業価値向上にも、これまで以上に注力していきます。

 Astemoは、今後もSDV時代における次世代モビリティの価値を高める技術開発を推進し、自動車メーカーによる先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、持続可能な社会と人々の豊かな生活の実現に貢献します。

Astemoについて

 Astemoは、株式会社日立製作所、本田技研工業株式会社、JICキャピタル株式会社による共同出資会社であり、自動車部品のグローバルメガサプライヤーとして、世界中で約80,000人の従業員を擁し、アメリカ、アジア、中国、ヨーロッパ、日本で事業を展開しています。電動ビジネス事業部、車両ビジネス事業部、モーターサイクル事業部等を通じて、自動車部品および輸送用・産業用の機械器具やシステムの開発、製造、販売、サービスを行っています。Astemoは、持続可能な社会の実現と企業価値向上への取り組みをさらに加速していきます。詳細は、www.astemo.comをご覧ください。