Astemoサステナビリティストーリー
SDVで世界の人々に移動の安全と自由を
高次元の自動運転・先進運転支援システムの開発【SDVソリューションビジネスユニット/Astemo Cypremos(株)】
- SDV
- クロスドメイン
- ADAS
100年に一度の自動車大変革期に対応
クルマの機能や性能がソフトウェア主導で決まる、いわゆるSDVへの変革が進むなか、Astemoグループは、この変化を機会と捉え、新たな価値の創出に挑戦しています。長年培ってきた自動車部品やシステムの開発力を最大限に活かし、ソフトウェアを効果的に融合することで、性能向上と多様なニーズに応える柔軟な機能の提供を進め、安全で自由に移動できる社会の実現に取り組んでいます。
Astemoのソリューション
AIを最大限に活用し、これまでにない新たな価値を提供
SDVではクルマのなかで分散していた複数のECUが統合され、中央集約型の高性能コンピューティングプラットフォームへと生まれ変わります。Astemoグループが開発・製造してきたECUなどのさまざまな自動車部品をクロスドメイン連携させることで、より高度で複雑な自動車の制御が可能となります。その開発に際しては、AIを最大限に活用して開発効率の向上を図り、より高度な自動運転・先進運転支援システムに新しい機能や価値を提供していきます。さらに、社会を走行する車両から得られたデータを集約し、データドリブンでソフトウェアを改良・改善していく開発環境の構築にも取り組んでいきます。
インパクト
財務インパクト 既存事業の継続と新規事業の拡大
2030年時点で世界全体の7割を占めると予測されているICE/HEV車向けのECU製品とともに、自動運転・先進運転支援システム製品やIoVプラットフォーム事業の拡大を合わせ、2030年度にはSDV関連製品の売上比率を2024年度比で約30%の向上をめざします。
社会への価値提供 「安全」「自由」なモビリティの普及
自動化や生成AIを活用したソフトウェア開発環境で業界をリードするとともに、培ってきたシステムに対する知見を活かし、これまでにない新たな機能をいち早く提供することで、より安全・自由で環境に優しいモビリティ社会の実現をめざします。
社員メッセージ
ドライビングシステム設計部
開発にかける思い AIを活用してADASの高性能化をめざす
現在、私はドライビングシステム設計部において、AIを活用した先進運転支援システム(ADAS)の研究開発に取り組んでいます。これまで人の手でアルゴリズムを考えて個別のCPUコアにADAS機能を実装していましたが、複数の機能をまとめたAIにより開発工数やコア数の削減を図ることができ、消費電力の低減にもつながります。また、AIによってLKAS*1やACC*2の適用範囲を拡大することで、運転による疲労や緊張の軽減といったさらなる価値の提供をめざしています。私は、開発プロジェクトをとりまとめる立場として、メンバーがいきいきと業務に従事しながら技術者として成長できるようサポートすることに、大きなやりがいを感じています。
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*1
Lane Keeping Assist System:車線維持支援システム。
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*2
Adaptive Cruise Control:適応型定速走行制御。
未来を⾒据えて ソフトウェア中心の開発体制への転換
当部の目標は、標準化により拡販性を高め、品質と開発効率を両立したADASソリューションをお客様
に提供することです。さらに、高智能化を支える周辺技術の開発も重要な目標です。従来のハード依存型の開発プロセスのままでは、柔軟性がなく、お客様ごとにカスタマイズするための負荷が高まります。引き続きソフトウェア中心の開発体制への転換を推進し、ソフトウェア技術をデータベースとして資産化・活用していくことで、目標の実現に貢献していきます。また、私はAI教育の講師も務めていますので、部全体のAIスキルの向上を支援して、Astemoがめざす持続可能なモビリティ社会の実現に寄与したいと考えています。
豊富な専門知識を持ち、いつも快くサポートし合える仲間たちとともに、革新的なソリューションの開発を通じて、より安全で快適なモビリティ社会を実現していきます。
ビジネス企画・戦略部
新会社立ち上げの経緯 Out-Car領域でクラウド技術を最大限に活用
CO₂削減や交通事故ゼロ、そして高齢社会における安全な移動手段の確保など、持続可能な社会の実現には、デジタル技術により従来の自動車の開発や運用の常識を変革していく必要があります。当社は、この変革をリードすべく、高度なIT人財、スピーディな意思決定スキームに加え、マインドセットも含めた企業文化を備える新会社として設立されました。Astemoには長年培ってきたIn-Car領域におけるノウハウやプロセスがあり、信頼性の高いモノづくりが強みですが、私たちはIoVプラットフォームのOut-Car領域における開発・検証環境である「エンジニアリング・クラウド」の企画や構築に取り組んでいます。クラウド上で各種自動車システムの設計や検証、ソフトウェア更新を行うことで、開発リードタイムの短縮、検証用部品など資源の削減、規制など社会ニーズへの柔軟な対応、さらには製品ライフタイムの長期化を実現します。とくに、衝突回避や緊急時の挙動など、実環境では再現が困難なテストケースも安全に検証できることは、自動車のソフトウェア開発において大きなメリットです。
未来を⾒据えて モビリティ全般・エネルギー領域での活用も計画
今後はプラットフォームを発展させ、自動車に限らないモビリティ全般やエネルギー領域も取り込んだデジタル空間での検証サービスの提供も計画しています。社会全体におけるエネルギー利用の効率化や、移動にまつわる多様な課題の解決を図ることで、QoLをさらに向上させることができます。また、私自身は、SDVやエネルギー領域において人間中心の視点を重視し、直感的で安心感のあるUXを備えたソフトウェア事業の開発に取り組みたいと考えています。技術の進化と複雑化が進むなかでもユーザー視点を重視し、持続可能で安全なモビリティ・エネルギー社会の構築に貢献することが私の目標です。