Astemoサステナビリティストーリー

ECOなモビリティをECOにつくる

電動アクスル(e-Axle)用モーターとインバーターの開発【xEVビジネスユニット】

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カーボンニュートラル社会の実現に向け普及が進む車両の電動化

カーボンニュートラル社会の実現に向けては、自動車の電動化がその鍵を握ります。加えて、電動車両向け製品の生産工程における環境負荷を低減する取り組みも欠かせません。Astemoグループは、先端技術を駆使した革新的な電動車両向け製品の開発と環境負荷低減活動を通じて、社会貢献と企業価値向上の両立を図り、社会から期待される企業であり続けることをめざしています。

Astemoのソリューション

業界最高水準の効率性と低振動・低騒音を実現したe-Axleを開発

Astemoのe-Axleは、モーター、インバーター、ギアボックスを一体化した電動車の心臓部です。この統合技術により、従来の製品と比較して小型・軽量化を実現し、車両デザインの自由度を大幅に向上させます。さらに、高効率・低振動設計のため、航続距離の延長と静寂で快適な車内空間の確保も可能になります。コンパクトながらハイパワーで、スムーズかつ力強い加速性能を実現します。

インパクト

財務インパクト xEV分野の収益性向上

電動化市場でのプレゼンスを拡大し、競争力ある標準モデルの確立・拡販とエネルギーマネジメントシステムの開発により、2030年度には電動化関連製品の売上比率を2024年度比で2倍以上をめざします。

社会への価値提供 「ECO」なモビリティの普及

製品・システム全体の高効率化に加え、製造工程のロスを減らすことで、資源と電力の消費を抑えます。さらに、再生可能エネルギーと組み合わせることで環境負荷の低いモビリティ普及の実現をめざします。

社員メッセージ

eAxle製品本部
eAxle設計部
ダイレクター
阿部 聖一郎

開発にかける想い 多様なメンバーと連携しながらe-Axleの量産化をめざす

私は現在、電動車のプラットフォームに対応した小型・高効率電動パワーユニット「Gen1 eAxle」の開発プロジェクトをリーダーとして推進しています。この製品は、モーター、インバーター、ギアボックスを組み合わせたサブシステム製品で、小型・高出力・高効率・低背化構造が特長。お客様先での車両レイアウトの自由度を向上させるとともに、高効率化により少ない電力量で長距離走行を可能にします。
開発範囲の広いサブシステム製品であることに加え、企業統合を経てもともと異なる文化で育ったメンバーで開発を進めていること、さらにはAstemoとして初めての量産で、かつ海外拠点での生産となることなど、自分にとってもチャレンジングなプロジェクトですが、個々の強みを活かして開発に取り組んでいます。

未来を⾒据えて 電動化によるクリーンなモビリティ社会の実現に向けて

モビリティ全体の電動化が進むなか、従来から私たちが強みを持つモーターやインバーターは、すべての電動車両に必須の部品です。Gen1 eAxleも、これまで以上に多くの電動車に搭載されることで、車両の航続距離を伸ばし、魅力ある走行性能の実現に貢献できると考えています。 今後、当部では現在進めているGen1 eAxle開発の技術・経験をベースに、世界トップレベルの小型・高効率電動パワーユニットを開発し続けることで、お客様、エンドユーザー、そして持続可能な社会の実現に貢献していきます。私自身も、チームの成果を最大化できるよう関係各部門の協力を得ながらチームを支えていきます。

eAxle製品本部
eAxle生産技術部
シニアマネージャー
岩浪 恒久

生産工程での環境負荷低減 IoTを活用したロス削減やCO2排出抑制を強化

e-Axleのモーター、インバーター、ギアボックスを一体化する組立ラインの工程設計、設備の検討・導入、立ち上げを担当しています。そのなかで、IoTを活用し、設備稼働データや不良発生傾向を監視してロス削減につなげる取り組みに注力しており、設備の高効率稼働や廃棄コスト削減を通じて環境負荷の低減に取り組んでいます。そのほか、アクチュエーターや部品運搬の電動化、硬化炉レスプロセスの採用など、生産段階におけるCO₂や有害物質の排出抑制も強化しています。また、生産時にNG品となった部品はトレーサビリティシステムで一元管理し、適切な処置を施して生産ラインに再投入することで、資源の節約を図っています。
e-Axleの生産工程には、これまでにない新たなプロセスを数多く導入しており、さまざまな課題に立ち止まる場面も少なくありませんが、将来世代も豊かに暮らせる社会の実現に貢献するという使命感を胸に、国内外のメンバーと協力しながら日々挑戦を続けています。

未来を⾒据えて スマートファクトリー化で人と環境に優しい工場づくり

モビリティ全体の電動化は、製品使用時のCO₂排出削減だけでなく、生産工程での環境負荷低減にも大きく寄与しています。電動パワートレインは構造がシンプルで部品点数も少ないため、加工や組立工程の削減につながり、エネルギー使用量も抑制することができます。
今後は、IoTを活用したスマートファクトリー化をさらに推進し、生産ラインの変更や新製品の導入時に環境負荷やエネルギー消費のシミュレーションを行うとともに、リアルタイム管理を実施していきます。また、設備の状態を常時監視し、故障前にメンテナンスを行う予防保全の仕組みを導入することで、設備機器の廃棄削減にも取り組んでいきます。